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思い出の1枚

思い出の1枚

ドイツ(ハイデルベルク)編

乗った車両は2等車だったが、満席で座れなかった。

我々は、1等車に乗れるのだが、もう車両を移る気力が無かった。
満員の2等車でフランクフルトを出発した我々3人は、一路ハイデルベルクへと向かった。

途中マンハイムに立ち寄り、乗り換えする列車は約40分の連絡待ち。
3人とも初めてのヨーロッパ旅行で、時間を有効に使うという気持ちの余裕がない。

何回もタイムテーブルを見ながら、「本当に間違いないか」と、不安ばかりが頭を過ぎった。

列車の予約係り兼行動隊長としては、予定通り事が運ぶようにしなければならない。
そんなプレッシャーが、余計に焦りとなって気持ちをいらだたせた。

ようやくプラットホームの掲示に、11時27分発ハイデルベルク行きの列車の表示がされてほっとした。

列車が4番線に到着し、早速1等車に乗り込んだ。
初めて乗った1等車、殆んど乗客がいない。
広々としてた一人掛けシートに、3人がばらばらに座ってみた。
やっぱり気持ちよかったです。

窓の外の景色も、何もかもが新鮮で外ばかり眺めていました。

ようやく目的地のハイデルベルクに到着。

駅を出て、約30日間もある旅行で、まだ旅は始まったばかり。
これからどれだけお金がかかるか分からない。
昼食もとらず、タクシーに乗るお金も惜しみ、ハイデルベルク城まで歩くことにした。

後から思えば、ネッカー川沿いに歩けばよかったのだが、地図を見ていながら、線路に沿った広い国道を進んでしまった。

途中、こんなに歩いて街並みも見えないなんて、どうもおかしいと思い引き返すことにした。
やってしまった・・・。
初めからこれじゃあ、先が思いやられる。とほほ<悲>

結局ハイデルベルクの旧市街地に到着したときには、もうお城を見学する時間はなかった。<悲>

仕方なく、カールテオドール橋を渡り、対岸からカールテオドール橋とハイデルベルク城をバックに、町全体も分かるようにつなぎ写真(今で言うとワイドビューにあたる)を撮った。

カールテオドール橋を渡り旧市街地へ戻って、橋のすぐ近くのお店でビールを買い(おいおい昼まっからビールかい)、店の中はテーブルチャージ料がかかるので、外のテーブルで乾杯。
輪切りのレモンの入ったビールとは、さすがにドイツだー。
暑さでのどもカラカラだったので、この一杯はおいしかった。
おかわり~。

お城の中へは入ることができなかったのは残念だったが、フランクフルトへ戻る列車の時間のこともあり、ハイデルベルク城を背に、「聖霊教会」やハイデルベルク大学を見ながらハウプト通りを駅に向かって歩きました。

ハイデルベルクの駅から、再び列車でフランクフルト中央駅へ。
さすがに、列車の中ではぐったりでした。<Zzz~>

フランクフルト中央駅からカイザー通りを東へ進み、ゲーテ記念像、市立オペラ劇場、ゲーテの家、市庁舎周辺を見て周り、フランクフルト中央駅へ戻った。

今日の夜ご飯は、駅のセルフサービスレストランを利用。
さあ、明日はこの旅行の楽しみの一つ、ヨーロッパ「ロマンチック街道」バスに乗って、ミュンヘンだ~!
「乾杯!」「ブロースト!」


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